2020.10.6
最近、居宅にお住まいの方からのご依頼が増えており嬉しい限りですが、初診時にみなさん共通してるのは
『訪問歯科があること、もっと早く知りたかった!』
とおっしゃること。
加齢に伴う身体機能の低下や様々な疾患、認知症によって介助なしには通院できなかったり、かろうじて家族の介助で通院はできてもユニット(歯医者の椅子)に座れなかったり、指示が通らなくて治療ができなかったり
歯医者から『もうウチでは治療は無理です』と言われ泣く泣くあきらめたり
入れ歯が合わなくなっても、ケアマネージャーさんや医科の主治医に『もうトシだから、そこまでしなくてもいいんじゃない?』と言われたり
泣きながら話すご家族のエピソードを聞いてると、とても悲しく辛くなります
訪問歯科診療でも、外来でやっている一般治療(クリーニング、歯周病、虫歯、差し歯、入れ歯など一通り)はできるってことを、もっとたくさんの方に知ってもらいたいです
最近食べれなくなってきたけど、もう歳も歳だし老衰ですね。エンシュアで最低限のカロリー確保して、あとはお楽しみ程度に食べれる時に食べたいもの食べたらどうですか?
安易にこのような流れになってませんか?
認知症は治療を断る理由にはなりません。
住み慣れた場所で安心できる環境を整えて、その方にあったアプローチをすれば、パカッと口を開けてくれたりもします。
口腔内をキレイで心地いい状態にして痛い所を治したら、バクバクと形のあるものを食べるようになったケースもあります。
あきらめる前に、ぜひ一度ご相談ください!
The post その口、あきらめないで! first appeared on 青森市野尻今田の訪問歯科クリニック こすもす.